恩賜のたばこ

「恩賜のたばこ」というのをご存知でしょうか。これは天皇陛下より下賜されるたばこのことです。

ただ2006年に廃止されて今では金平糖になってしまいました。

「陛下からの賜り物として適切ではない」とのことです。

昔は贈答にたばこなんてことが当たり前のようにあったのですが、最近はそういう文化も無くなってしまいました。

今は金平糖の方が喜ばれるのかもしれませんね。砂糖の塊ですが。

天皇陛下から下賜される物であれば金平糖でも十分嬉しいですが、愛煙家としては選択制にしてほしかったなと思うわけです。たばこor金平糖という風に。

金平糖の歴史は知りませんが、恩賜のたばこの歴史は結構古く、明治時代にはすでにあったらしいです。戦争中も軍歌に登場してきます。


恩賜の煙草を いただいて 

あすは死ぬぞと 決めた夜は 

広野の風も なまぐさく 

ぐっと睨んだ 敵空に 

星がまたたく 二つ三つ


ノモンハン事件における帝国陸軍航空部隊を主題にした「空の勇士」という軍歌の出だしです。

あと恩賜のたばこは特攻隊員の方々が出撃前にいただく物でもありました。

国のために、家族のためにと、出撃していく特攻隊員の方々が最後に吸うたばこであったのです。

そのようなものを「健康に悪いから」と廃止するのはどうかと思うわけです。恩賜のたばこには健康的な悪影響をはるかに凌駕する歴史的な重みがあったのですから。


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