たばこ特別税
みなさんたばこ特別税ってご存知ですか?
たばこ税にもいろいろ種類があって、まず「国たばこ税」「都道府県たばこ税」「区市町村たばこ税」の三つがあります。これはそれぞれ税金が納められるところを示しています。
あと当然ですが、たばこを買うときには消費税もかかります。
それ以外にもうひとつかかる税金があって、これが「たばこ特別税」です。
たばこ特別税は平成10年より課税されるようになったのですが、これはある目的のために作られました。国鉄債務の返済です。
なぜ国鉄債務の返済を喫煙者が担っているのか理解に苦しみますよね。ついでに国有林野事業の負債の返済にも使われています。
国鉄というのは今のJRです。JRは昔国営だったのですが、とんでもない借金を抱えたので民営化されました。民営化した際にJRは債務を引き継がなかったので莫大な債務だけが残り、それを返済するために政府はたばこ特別税を作ったのです。
国の失敗(莫大な借金)を国民に肩代わりしてもらうわけですから、国民の反発は必至。どうしようかと考えた末の「喫煙者に投げちゃえ」理論です。この考えは現在でも毎年のように実施されるたばこ税増税に引き継がれています。「税金が足りない。そうだ。喫煙者に払ってもらえ」
喫煙者に負担させれば国民の反発は抑えられるので、政治家はひたすら喫煙者に負担を強いてきました。そのひとつが「たばこ特別税」なのです。
国鉄の債務を喫煙者が返済していく必要性は全くありません。国鉄時代は喫煙者しか電車に乗れなかったというなら分かりますが。
愛煙党は「たばこ特別税廃止」「国鉄債務の返済はJRに」をひとつの政策として活動していきます。
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